fsockopen

(PHP 3, PHP 4 )

fsockopen --  インターネットもしくはUNIXドメインのソケット接続をオープンする

説明

int fsockopen ( string [udp://] hostname, int port, int [errno], string [errstr], double [timeout])

Internetドメイン(AF_INET)または Unixドメイン(AF_UNIX、TCPまたは UDPを使用)にてストリーム接続を初期化します。Internetドメインの場合、 hostnameのポートport へのTCPソケット接続がオープンされます。 UDP接続を行う際には、udp://hostnameのよう に明示的にプロトコルを指定する必要があります。Unixドメインの場合、 hostnameはソケットへのパスとして使用され、 port はこの場合0とする必要があります。 オプションのtimeoutにより接続システムコール がタイムアウトするまでの秒数を指定することが可能です。

fsockopen()は、ファイルポインタを返します。 このファイルポインタは、 (fgets(),fgetss(), fputs(), fclose(), feof()のような) 他のファイル関数で使用可能です。

コールに失敗した場合にはFALSEが返され、オプションの引数 errnoおよびerrstr が指定されている場合、システムコールconnect() で生じた実際のシステムレベルエラーを示すように設定されます。 errnoは0なのに関数がFALSEを返す場合、connect() をコールする前にエラーを発生したことを示します。 この場合、おそらくはソケットの初期化に原因があります。引数errno およびerrstrは参照渡しでなければならないことに注意してください。

環境によってはUNIXドメインまたはオプションの接続タイムアウトは利用 できません。

ソケットはデフォルトでブロックモードで開かれます。 socket_set_blocking()を使用して、 非ブロックモードに切換えることができます。

例 1fsockopen()の例

<?php
$fp = fsockopen ("www.php.net", 80, $errno, $errstr, 30);
if (!$fp) {
    echo "$errstr ($errno)<br>\n";
} else {
    fputs ($fp, "GET / HTTP/1.0\r\nHost: www.php.net\r\n\r\n");
    while (!feof($fp)) {
        echo fgets ($fp,128);
    }
    fclose ($fp);
}
?>
以下の例は、自分のマシンのUDPサービス "daytime" (ポート13)から日 付と時間を取得する方法を示すものです。

例 2UDP接続の使用法

<?php
$fp = fsockopen("udp://127.0.0.1", 13, $errno, $errstr);
if (!$fp) {
    echo "ERROR: $errno - $errstr<br>\n";
} else {
    fwrite($fp,"\n");
    echo fread($fp, 26);
    fclose($fp);
}
?>

注意 timeout は PHP 3.0.9 でサポートされまし た。また、UDP のサポートは PHP 4で追加されました。

pfsockopen(), socket_set_blocking(), socket_set_timeout(), fgets(), fgetss(), fputs(), fclose(), feof() も参照下さい。